https://docs.google.com/document/d/1evSe12GEXMngCwaITuxuckYHjwMlokAAR5lvArpkxks/edit?usp=sharing

10Sato_20.pdf

[2-5.pdf](file:///Users/macuser/Downloads/2-5.pdf)

<発表内容>

コロナによる生活風景の変化として仕切りを採集

今和次郎によるぐるり調べを参考にしてみなとみらいのランドマークタワーを起点として半径500mの円のなかをフィールドに設定

大型商業施設や遊園地、オフィス街など多様なまち並みが見られた。

仕切りに着目してまちを歩いたことで、私たちが想像していた数よりはるかに多くの仕切りが置かれていて、いかに無意識のうちに見慣れていたかに気がついた。コミュニケーションにぎこちなさを感じるその瞬間以外は、さまざまな場所に存在する仕切りに同時に目を向ける機会はないと考えられる。そのため、この調査は仕切りを集約させることによってその存在に注目することを目的としている。

実際に収集した仕切りの種類は269種類、全体数は944個

写真で記録をしたが、多くの仕切りは透明であるため周りの景色に馴染んでしまう。そのため、スケッチに起こすことで仕切りとそれが隔てる人を記録した。

見ていくうちに、他の仕切りとの比較によって気づく特徴や傾向があったため、タグによって分類をした。

タグ付けをしていく中で、既存の分類には当てはめられないものがあるたび項目を増やしていった。

結果的に、仕切りの形状は15種類に分けられた。そのほかにも付属品や位置などをタグをつけて整理している

個別の分類についてはリンク先のサイトで一覧を見ることができます。だから後で見て!!!!!!

仕切りには、感染防止をしながらも人と近づくためのもの、空間を遮断することによって心地よさを演出するためのものの2種類の役割がある。

仕切りを記録する上で、近づくための仕切りと隔てるための仕切りどちらも記録していて、ポスターはこれらの分類によって色分けしている

例えばコメダ珈琲などは、もともと設置されていた仕切りが感染対策としても役立つことで、新たな仕切りはほとんど設置されていなかった。一方、あるカフェでは、感染対策のためにカウンター席間に不透明の仕切りを置いたことで視界が遮られ、自習室のような空間が新たに出来上がっていた。前者は隔てるためであった仕切りが近づくためにも使用され、後者は近づくためであった仕切りが隔てるためにも使用されはじめた例だ。仕切りはこれらの分類を流動的に行き来したり掛け持つことがある。

また、調査期間内に仕切りがすでに設置されていた場所に形状の違うものが新たに設置されるなどの変化も観察されました。

このような観察した仕切りの個性を通して、それぞれの店舗や施設が先の見えない状況と向き合う様子が見られた。